「まくらのせんにん そこのあなたの巻」〜おどろきのしかけ絵本〜
まくらのせんにん そこのあなたの巻
内容紹介
ぞうさんに、きりんさん、うさぎさんに、たこさんと、次々と謎の穴にはまってゆく動物たち。「う~む。こうなったら、『そこのあなた』にたのむしかないな」と、自らも穴にはまった、まくらのせんにんさま。『そこのあなた』って、誰のこと?! そして、その先には、驚きのしかけが……! 昨年9月に急逝した人気絵本作家、かがくいひろしさんの遺作です。
だるまさんシリーズでおなじみの かがくいひろし さんの絵本。残念ながらこれが遺作となってしまったようです。ご冥福をお祈りします。
しかけ絵本は大好きで、ついつい買ってしまうのですが、これはその中でもイチオシの絵本。
次々と穴にはまった動物のなかなかない姿のおもしろさ、かがくいひろし さんの本全般に言える可愛らしい擬音、え?!そういうこと!と思わずにんまりしてしまう仕掛け、全ページが絶え間なくおもしろい。
息子が2歳ごろに購入しましたが最初はポカーンという感じで、3歳ごろからは仕掛けのおもしろさに気づき、4歳くらいから動物たちの姿でもケラケラ笑うようになりました。
2歳になったばかりの妹もまだポカーンという感じ。
割と二人とも年齢以上の長いお話も聞ける子達ですがこの絵本は対象年齢の3歳から始めた方が良かったかも、と思いますが、「よんでー」と持ってくるので楽しいのかもしれません。
一作目の
まくらのせんにん さんぽみち
こちらもほのぼのぬくぬく、お布団に暖まりながら読む絵本にオススメです。
「ぼくがとぶ」〜ひこうきの絵本〜
ぼくがとぶ
内容紹介
ぼくが なにを つくっているか
きみは わかるかい
とうさんも かあさんも しらないんだひこーきだよ
ほんとうに そらを とぶ ひこーきだよ「ぼく」の語りで、ストーリーはすすみます。
リズミカルに、ひょうひょうと、ユーモラスに。これが佐々木マキの世界。
息子が2歳頃から飛行機にハマりました。
飛行機の絵本はなかなかなくて困りました。
もう3年前位になりますが、神保町の絵本専門書店、ブックハウスカフェですら3冊しかなく、その一冊がこの「ぼくがとぶ」
少年が失敗しながらも自作の飛行機をつくり、ある日成功して飛び立ちます。
都会にでて砂漠を超え氷の世界へ。
文章は少なく、書き込みのしっかりした絵をじっくり見ながらゆっくりページを捲る本。
この絵本は、本当は親のためにあるのかなと、読むたびに少しじわっときてしまいます。
飛び立った少年を驚きながら笑顔で見送るとうさん、かあさん。野をこえ山こえ街をこえ、どこまでも遠くにいく少年が最後に一枚、写真を撮ります。
いつでも帰ってきていいし、いつまでも冒険しててもいいんだよ。そう言ってあげられる親になりたい。
ほとんど書店で見かけない本ですが、かなりオススメで、よく贈り物にします。
「めのまどあけろ」〜ことば遊びと生活えほん〜
めのまどあけろ
内容紹介
「めのまどあけろおひさままってるぞみみのまどあけろだれかがうたってる……」子どもたちが、思わず口ずさんでみたくなる、現代のわらべうた絵本。
谷川 俊太郎 (著)
@Amazon 商品説明
寝かしつけ絵本として紹介されていて購入したものの、コミカルでリズミカルなテンポの詩は早口言葉を楽しむように読んでしまうので、我が家では寝かしつけには向きませんでした。
朝起きるところから始まって最後にはお布団の中に入るものの、ひっちらかしぽっぽらかしおおあらしの家の状況などを思い出してしまうのでなかなか心穏やかに終われません。
この絵本は好きな時とそうでもない時が激しい本でした。
長男が1歳半くらいの時に購入しましたが、2歳半までは全くヒットせず、そこから3歳くらいまでヒットしたのち本棚の肥やしに。ところがまた4歳くらいからしばらくヒットしたり。
思えば言葉数が急に増えたタイミングと合致していたように思います。
よく遊び、よくイタズラをして、よく食べて、ただお行儀のいいだけではない、子供の生活の楽しさが美しい言葉で綴られるステキな絵本です。
「おやすみ、はたらくくるまたち」〜男の子向け寝付かせ絵本〜
おやすみ、はたらくくるまたち
内容紹介
広い広い工事現場では、道を作ったりビルを建てたりするために、たくさんの車が働いています。やがて日が沈むころ、車たちはようやく一日の仕事を終え、思い思いに「おやすみなさい」の支度を始めます。夜が訪れると、車たちはそっと目をとじ、夢の時間へ。
シェリー・ダスキー リンカー (著),
トム・ リヒテンヘルド (イラスト),
福本 友美子 (翻訳)
@Amazon 商品説明
息子が4ヶ月の頃に友人からいただいたもので、おそらく今まで1000回以上、読み聞かせました。
特にどハマりしていた9ヶ月から2歳半ごろには、部屋を暗くして寝付かせながら暗唱したものでした。
お陰でボロボロになってしまいましたが、なかなか手こずった寝付かせの思い出と紐付いて思い出深く大事にしています。
一日中いっしょうけんめい働いた車たち、シャワーを浴びたり、クマをそっと抱きしめていい夢の中に…
海外の作家さんですが日本語訳が秀逸で、心地よい擬音と優しい文章が混ざりあり、読んでいるうちに自然とゆっくり、穏やかな気持ちになります。朗読しながら自分も寝てしまうのが辛いところ。
0歳から5歳の今も、長く楽しめています。
男の子が生まれたご家庭へのプレゼントとしてもよく贈っているお勧めの絵本です。