「ぼくがとぶ」〜ひこうきの絵本〜
ぼくがとぶ
内容紹介
ぼくが なにを つくっているか
きみは わかるかい
とうさんも かあさんも しらないんだひこーきだよ
ほんとうに そらを とぶ ひこーきだよ「ぼく」の語りで、ストーリーはすすみます。
リズミカルに、ひょうひょうと、ユーモラスに。これが佐々木マキの世界。
息子が2歳頃から飛行機にハマりました。
飛行機の絵本はなかなかなくて困りました。
もう3年前位になりますが、神保町の絵本専門書店、ブックハウスカフェですら3冊しかなく、その一冊がこの「ぼくがとぶ」
少年が失敗しながらも自作の飛行機をつくり、ある日成功して飛び立ちます。
都会にでて砂漠を超え氷の世界へ。
文章は少なく、書き込みのしっかりした絵をじっくり見ながらゆっくりページを捲る本。
この絵本は、本当は親のためにあるのかなと、読むたびに少しじわっときてしまいます。
飛び立った少年を驚きながら笑顔で見送るとうさん、かあさん。野をこえ山こえ街をこえ、どこまでも遠くにいく少年が最後に一枚、写真を撮ります。
いつでも帰ってきていいし、いつまでも冒険しててもいいんだよ。そう言ってあげられる親になりたい。
ほとんど書店で見かけない本ですが、かなりオススメで、よく贈り物にします。